アスベストの飛散防止対策に関する法律

耐熱性や絶縁性に優れたアスベスト(石綿)は、これまで幅広い場所で使用されてきました。しかし、アスベストの繊維を吸引することによって健康障害を引き起こす危険性があるとわかり、アスベストの使用は徐々に規制されていきました。

アスベストの飛散防止対策に関する法律

アスベストの飛散を防止するために、「建築基準法」、「大気汚染防止法」、「労働安全衛生法」、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」などが定められています。これらの法律は、アスベストの危険性が重要視されるようになるにつれて、徐々に規制が強まっていきました。まずアスベストの使用が規制されたのは、1972年です。「労働安全衛生法」が制定され、アスベストを含んでいる製品の生産や使用に制限が掛けられました。その後、法の改正を繰り返すことで使用可能なアスベストの量が徐々に減っていき、2006年にはほぼ完全にアスベスト含有の建築物は建てられなくなりました。法律が定められた年や改正された年、そして建築物が建てられた年代を比較すれば、アスベスト含有の有無をある程度判断可能です。

アスベストの撤去

アスベスト(石綿)0.1wtパーセント超の製品の禁止猶予が撤廃され、日本において石綿の全面禁止(除外品目なし)が達成されたのは2012年です。そのため、それ以前に建てられた建築物には、多少なりともアスベスト含有の可能性があります。建物に酷い劣化や破損がなければ、いますぐにアスベストが飛散してしまうことはありませんが、将来のことを考えて早めにアスベストの撤去をしておくのも良いかもしれません。